中古マンションを購入後にリノベーションを行うなら、ここは特にこだわりたいと思う箇所や設備は人それぞれだと思います。
照明設備もその1つで、リノベーションを機に少しおしゃれな雰囲気に仕上げたいとのご希望で、スポットライトやペンダントライトに変更される方もいらっしゃいます。
そんなスポットライトやペンダントライトの魅力とは、どのような点があるのでしょうか。
お部屋の雰囲気作りに適した照明
スポットライトやペンダントライトは、一般的な天井張り付け型のシーリングライトとは違い、天井から吊り下げて照らすため、明るくなる範囲は若干小さくなります。
しかしその分、照明で照らされた部分と影となる部分のコントラストが印象的で、おしゃれな雰囲気を醸し出すことができる点が魅力です。
また、使用する明かりも複数用いることで、明るさの度合いを上げることができますよ。
スポットライトやペンダントライトは、いわば間接照明の役割も持っていますので、普通の蛍光灯と組み合わせることで、部屋全体の照明にメリハリをつける方法もおすすめです。
間接照明に欠かせないダクトレール
スポットライトやペンダントライトを取り付ける場合、天井にはダクトレールを取り付ける必要があります。
ダクトレールとは、電車のレールのように溝がついた棒状の設備で、ここにライトを引っ掛けて吊るすのです。
リノベーションでダクトレールを取り付ける場合、天井全体にレールを這わせると、工事後にライトの位置を変更したい時に好きな箇所へ簡単に移動させることができますよ。
ダクトレールの取り付けをご希望される方は、どのくらいの長さのレールを何本取り付けるか、取り付ける箇所はどこにするかなどをしっかり決めましょう。
ワット(W)数に注意
おしゃれな空間を演出するスポットライトやペンダントライトですが、あまり暗すぎると照明の意味を成さなくなってしまうため、適正な明るさを保つ必要があります。
例えば、15帖のリビングなら600Wの明るさが適正と言われているので、100Wの電球をライトに使用するなら6個必要だということです。
なお、ダクトレールは1本あたり最大1,500Wまで使用できますが、以下の条件によって最大W数を変えることができます。
スイッチ×1+レール×1…1,500Wまで
スイッチ×1+レール×2…2本合計で1,500Wまで(1本あたり750Wまで)
スイッチ×2+レール×1…1,500Wまで
スイッチ×2+レール×2…2本合計で3,000Wまで(1本あたり1,500Wまで)
明るすぎず暗すぎないお部屋にするためにも、お部屋の広さや使用するレールの数・スイッチの数を、事前にご相談の上、しっかり決めましょう。
まとめ
間接照明としてもメイン照明としても使える、スポットライトやペンダントライト。
これまでとは違う印象のお部屋にしたい方や、インテリアがより映える空間を演出したい方は、ぜひリノベーションで実現させてみませんか。
RENOLAZEがご紹介しているリノベーション済中古マンションの中にも、スポットライト付きのマンションが複数ございます。