以前、『中古マンション購入後にリノベーションを行う場合の流れと注意点』という記事で触れたように、昨今は中古マンション購入とリノベーション費用をセットにした住宅ローンのニーズが高まっています。
これまで住宅に関するローンといえば、購入とリフォームのローンを別々に組むことが一般的で、それが購入される方の大きな負担となっていました。
しかし、一体型の住宅ローンが誕生したことで、2種類のローンを一本化し、負担を軽減することができるようになったのです。
金利はどのくらい変わるのか
住宅ローンの負担を左右するものといえば、やはり金利です。
マイホーム購入用とリフォーム用が別々に設定されている住宅ローンの場合、マイホーム購入と比較するとリフォーム用は返済期間が短いため、その分金利も高くなります。
以下に、三菱東京UFJ銀行が販売している、住宅ローンとリフォームローンのそれぞれの金利を挙げてみました。
※金利情報は、全て2017年6月時点での情報です。
プレミアム住宅ローン(固定10年)…年率0.75%
※11年目以降は、その時点の店頭表示金利より-1.60%。
ネットDEリフォームローン(最長15年まで借入可能)…年率1.99%~2.875%
※変動金利制。借入金額は50万円以上1,000万円以内。
上記のように、リフォームローンの利率の方が、少し高く設定されていることが判ります。
一体型を選ぶメリット
過去の記事では、中古マンション購入とリフォーム一体型のローンプランを選ぶメリットとして、別々に申し込む手間が省けると挙げましたが、もう1つ大きなメリットがあります。
それは、冒頭でも述べたように、毎月の負担を軽減できることです。
別々にローンを組む場合、それぞれに金利がかけられるため、毎月の返済額を余分に支払うこととなり、家計を圧迫してしまう可能性も否めません。
しかし一体型の場合、かかる金利の種類も1種類のみなので、別々にローンを組んだ時と比較すると、毎月の返済額を減らすことができます。
例えば、中古マンション購入用とリフォーム用で別々にローンを組んだ場合と、一体型ローンで組んだ場合の月々の返済差額が、2万円だったと仮定しましょう。
ひと月2万円の差ということは、1年間で24万円、10年間で240万円もの差がつくこととなります。
240万円あれば、新車を購入したりお子さんの教育費の一部に充てたり、はたまたご夫婦の老後資金の一部として貯蓄しておくこともできますね。
このように、毎月の負担が減る分、その他の有意義なことにお金を使うことができるため、一体型の住宅ローンがおすすめなのです。
まとめ
時代のニーズに合わせてできた、マイホーム購入+リフォーム一体型の住宅ローンは、無理なく理想のマイホームを手に入れるために有効なプランです。
RENOLAZEでは、購入後のリフォームや住宅ローンのご相談も踏まえた、中古マンションのご紹介を行っています。