購入した中古マンションをリノベーションする場合、キッチンやリビング・バスルーム・壁などが施工箇所として思いつく方も多いでしょう。
その一方で、天井のリノベーションを考える方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
天井のリノベーションがもたらす部屋の印象の変化
天井は床や壁と違い、目線より上にあるため、ふと見上げる時以外はなかなか意識して見る方はあまりいらっしゃらないでしょう。
ですが、天井は面積が大きく、しかも壁や床と違って家具や家電で隠れる部分が1番少ない箇所なので、少し手を加えるだけでもお部屋の印象を変えやすいというポイントがあります。
例えば、天井クロスの色を黒やブラウン系にして、そこにダウンライトやスポットライトを取り付けることで、シックなお部屋を演出することができるでしょう。
反対に、明るく爽やかな印象のお部屋にするなら、白やアイボリーなど明るいトーンの色味のクロスがおすすめです。
このように、単色でもクロスの色を1つ変えるだけで、お部屋の印象を大きく変えられることが判りますね。
デザインや素材にもこだわってみよう
天井をリノベーションして変更するなら、色だけでなく素材やデザインにもこだわってみるのもおすすめです。
マンションの場合、建物を支えるための梁がせり出している物件もあります。
普通は梁がせり出している部分は、それだけ天井が低くなっているため圧迫感を感じてしまうこともありますが、この梁を活かしたリノベーションも可能ですよ。
例えば、クロスを全て剥がし、敢えてコンクリートや梁が剥き出しとなったスケルトンにする方法や、張り付けるクロスを紙ではなくビニールや繊維素材に変える方法などがあります。
特に、スケルトンは無機質な分、定番からアート系まで様々なデザインのインテリアが合いやすいので、お気に入りの空間を作りやすいでしょう。
他には、天井にアクセントをつけるリノベーションとして、ルーバーを取り付ける方法もあります。
ルーバーとは、均一の太さと大きさにカットされた板を等間隔に並べた格子のことです。
一戸建ての場合、外部から家の中が見えないようにするため、玄関先や庭の囲いとして利用されていることが多いですが、それを天井用にアレンジできるのです。
単純に色を変える以外の方法で、リノベーションをご希望なら、ルーバーを使用したアレンジもぜひ検討してみてください。
まとめ
普段意識的に見ることがない分、1つの変更でお部屋の印象をガラリと変えることができる天井。
どんなお部屋に住みたいのかイメージが決まったら、それに合わせて天井も変えて雰囲気を合わせてみましょう。