風通しの良い家は、お部屋の中にいるだけでも気持ち良いですよね。
また、家全体に風が行き渡ることで、室内の換気やカビの抑制にもつながります。
ただ、中古マンションを購入する場合、最初から理想の風通しとなっていないケースもあります。
その場合は、思い切ってリフォームで解決しませんか。
理想の道筋は玄関からバルコニーまで一直線
通常、室内に風を取り入れる場合、1番大きな窓が付いているバルコニーやベランダを開け放つことが多いですよね。
また、寝室に窓が付いている場合は、そこを開け放って寝室全体に風を行き渡らせることができます。
しかし、いくら風の取り入れ口が広かったり数が多かったりしても、出口となる箇所までの道筋が悪い場合は、思うように通風を行うことができません。
風は入り口から出口まで一直線に流れることが理想ですが、バルコニーに面しているリビングと玄関の間に壁や収納などが多い場合、風通しが悪くなり湿気がこもりやすい場所が出てきます。
そこで、リフォームで間取りを変更する場合は、リビングと玄関までの風の道筋が一直線になるように設計して、風通しを良くすることをおすすめします。
収納をウォークスルーにしてみよう
風通しの妨げとなる原因の1つとなりやすい収納も、リフォームでの工夫次第では、風通しを良くすることが可能です。
そのおすすめの方法が、ウォークスルークローゼットの採用。
ウォークスルークローゼットとは、ドアが対面2ヶ所に設けられた収納のことで、2ヶ所から出入りできる点が魅力です。
さらにウォークスルークローゼットのメリットは、ドアが2つ付いていることで、会夕方の動線が生まれやすいという点も挙げられます。
例えば、寝室からクローゼットの中に入って必要なものを取った後、廊下に出ずそのままリビングへ行くこともできますよ。
動線の効率と風通しの両方を実現できる、ウォークスルークローゼットのリフォームをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
パーテーションだけのリフォームでも風通しは変わる
先ほどはウォークスルークローゼットを利用したリフォームをご紹介しましたが、もう1つおすすめの方法が、パーテーションを使ったリフォームです。
マンションの管理規約によっては、壁を取り払うリフォームができない場合がありますが、その壁の一部を切り取って、そこに可動式のパーテーションを取り付けることで、バルコニーから玄関までの風の通り道を作ることができます。
また、切り取った部分に室内窓を取り付ける方法も、壁で仕切られていた場所に風を送り込みやすくすることが可能ですよ。
室内窓はインテリアの一部にもなりますので、パーテーションを兼ねておしゃれさを出したい方は、この方法もぜひご検討ください。
まとめ
気密性が高いマンションは、風通しの良し悪しで生活環境が変わりやすいものです。
購入した中古マンションの風通しが気になる方は、リフォームでそのお悩みを解決しませんか。