ライフステージの変化に伴い、住処を変えることは誰しもあることです。
その中には、これまで住んでいた中古マンションを売却して、次のマイホームへ移り住む方もいらっしゃいます。
ところで、中古マンションの売却というと、「新築・築浅ではない=高く売れない」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
ですが、中古マンションでもコツや方法を押さえておくと、相場より高く売れる可能性もあるのです。
まずは入念な準備を行う
中古マンションの売却を決めたら、スムーズな取引を行えるように、色々と準備が必要です。
準備のコツとしては、売却予定のマンションと同条件となる、中古マンションの価格相場を調べることはもちろん、お部屋の間取り図・管理規約・重要事項説明なども揃えましょう。
図面や重要事項説明などの各種書類は、「この物件はこういう物件です」ということを示す、いわば物件の身分証明書のようなもの。
これらの書類がきちんと揃っていると、見た目だけでは判りにくい中古マンションの価値を判断しやすく、不動産会社で売却相談を行う時も話が進めやすくなります。
また、売却相談を行う時は、売り時やリフォームの必要性についても併せて行いましょう。
特に売り時を知ることは、購入のニーズを逃がさない=なるべく高く売却するためのチャンスとなりますよ。
室内をきれいにするためのひと工夫を加えてみる
先ほど、売却相談を行う時はリフォームの必要性も相談してみることをおすすめしました。
その理由は、やはり傷みが目立つ中古マンションより、少しでもきれいな中古マンションの方が売れやすくなるためです。
例えば、室内で吸うことが多かったお部屋の場合、タバコのにおいやシミが付いている物件よりは、それがほとんどない物件の方がまだきれいですよね。
また、経年劣化で配管やカビが目立つようであれば、その部分をリフォームしてきれいにしておくことで、購入希望者に対する印象を良くすることができます。
ただ、リフォームしてきれいにしたからと言って、必ず高値で売却できるとは限りませんし、リフォーム内容によっては好みが左右され、なかなか買い手が見つからない可能性も否めません。
そうした点を踏まえて、売却予定の中古マンションのリフォームの必要性についても、相談されることをおすすめします。
なお、リフォーム以外で室内をきれいにする方法としては、ホームステージングもおすすめです。
関連記事:マンションを売却時の『魅せ方』を工夫するホームステージング
まだ日本ではあまりなじみがない方法ですが、中古マンションの価値を高めて見せることができるコツの1つなので、こちらも併せてご検討ください。
まとめ
中古マンションは、新築マンションと同等の価格で売り出すことが難しいですが、準備や必要な工夫を行うことで、高く売れるチャンスを作ることも十分可能です。