不動産物件は購入するだけでなく、時に売却することもあります。
売る理由は人それぞれですが、どんな売り出しであっても、売却計画をしっかり立てることの大切さは変わりません。
今回は、不動産を売却する時の計画の立て方や注意点をご紹介しましょう。
売り出しにかかる期間は千差万別
不動産売却を行う場合、おそらく多くの方が「この物件は、どのくらいの期間で売れるのだろうか…」と不安に思われるでしょう。
一般的な不動産売却における所要期間は、3ヶ月から6ヶ月が平均と言われることがあります。
ですがこの期間は、売る事を決意してから不動産会社に依頼するまでの期間や、販促活動を始めてからどのくらいの早さで購入希望者が現れるかによって変わります。
また売却代金を、新居への住み替えや引越し費用の一部として充てることをお考えの場合、売り出し期間が長いほど住み替えるタイミングも先延ばしになってしまうかもしれません。
そのため売り出し計画を立てる時は、必ずしもスケジュール通りに進まないことも考慮して、ゆとりを持った計画を立てることが大切です。
なお、売却の流れや、売り出しを依頼する不動産会社との媒介契約の違いについては、以下の関連記事をご参照ください。
計画通りに進めるための注意点
先ほどは、不動産売却を行う際はスケジュールに余裕を持つことが大切だと述べましたが、そうは言ってもスケジュール通りに進めたい・進んでほしいと思うのが自然な気持ちですね。
そのためスケジュールを立てる時は、以下の注意点を考慮しながら立てると良いでしょう。
1.同条件の物件がどのくらいで売り出されているのか、最新の相場を調べる
2.相場価格に見合った売り出し価格を設定する
不動産を売るなら、なるべく高く売りたいというのが人の本音ですが、その希望価格が相場より高すぎる場合、なかなか買い手が見つかりにくい要因となってしまいます。
買い手が見つかりにくいということは、ずるずると販促活動を続けることになりますね。
その期間が長引くほど、物件を探している方から「この物件がずっと売れないのは、何か理由があるのでは?」と、思われ敬遠されてしまう負の連鎖が起きやすくなる恐れも。
そのため、希望価格を設定する前に相場をきちんと調べ、それに見合った価格を設定し販促活動を行うことが、スケジュール通りに進めるコツです。
なお、スケジュールを立てる時は依頼した不動産会社にもご相談の上、PR方法や販売戦略を一緒に練ると、より具体的な計画を立てられるでしょう。
まとめ
不動産売却は、取引対象となるものの価値が高いため、一朝一夕で決まるものではありません。
だからこそ、売り出し前の下調べやスケジュールの立て方次第で、その後の販促活動が左右されるのです。