どんな人にも平等におとずれる『老い』。
若い頃は楽にできたこと・何も問題がなかったことが、年齢を重ね体力が衰えてくるにつれて、だんだん体に堪えるようになりますね。
それは住まいにおいても同じで、今までは何でもなかった段差の乗り越えやドアの開け閉めが辛くなり、生活しづらい状況が生まれる可能性も十分にあり得ます。
そんな将来に向けて準備するため、マンションをバリアフリー仕様にリフォームしてみませんか。
バリアフリーリフォームにはどんな例がある?
将来のことを考えて、住まいをバリアフリー仕様に変更する場合、以下のような施工事例があります。
・室内の段差を全て無くす
・リビングや寝室のドアを開き戸から引き戸へ変更する
・冬場のヒートショックを防ぐため、バスルームに浴室暖房システムを導入する
・廊下・浴槽・トイレなどに手すりを設置する
他にも、寝室とトイレの位置を近くした間取りに変更したり、玄関で靴の脱ぎ履きがしやすいように折り畳み式の椅子を設けるなど、施工事例は多々あります。
バリアフリーリフォームを検討される時は、どんな仕様や設備が必要となるのか、じっくり考えてみましょう。
ポイントは『少しずつ』
老後に備えたバリアフリーリフォームは、将来のために大切な準備ですが、いざ年老いて必要となった時にまとめて施工することはあまりおすすめできません。
というのも、やはりリフォームとなる以上、それなりに施工期間がかかるため、工事期間中の暮らしをどうするのか、また費用はどうやって用意するのか考える必要があります。
では、体が元気に動く若いうちにまとめて行えば良いかというと、それが必ずしも正解とは限りません。
例えば、手すりを付けたことで廊下が狭くなってしまい、かえって通りにくくなったケースもあります。
そのため、リフォームを行う場合は、少しずつ進めることがポイントです。
床をリフォームする時に段差を無くしたり、滑りにくくするコーティングを行うなど、今の生活にも支障がない程度のバリアフリーを取り入れると良いでしょう。
補助金制度についても調べておこう
将来への準備としてバリアフリーリフォームを行う場合、もう1つチェックしておきたいポイントが補助金制度です。
日本では、加速する高齢化社会に備え、住まいをバリアフリー仕様にリフォームした方を対象に、施工費用の一部を補助する制度を設けています。
参考ページ
国税庁 バリアフリー改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除)
また、お住まいの自治体によっても、バリアフリーリフォームに関する補助金制度や助成制度を設けているところがありますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
まとめ
「まだ若いから」「まだ体も十分元気だから」と考えていると、あっという間に老後はおとずれます。
その時になって慌てて施工するのではなく、今の生活も考慮しながら少しずつ準備を進めることが、安心して暮らせる将来につながります。
現在お住まいのマンションでバリアフリーリフォームをご検討中の方は、RENOLAZEへぜひご相談ください。