マイホームを購入する時、新築にしようか、中古物件を購入してリノベーションをしようか迷われる方も少なくありません。
時にはご家族の中でも、どちらを購入しようか中々話し合いがまとまらないパターンもあります。
そんな悩めるマイホーム購入にあたって、新築と中古リノベーションのメリットをそれぞれ比較してみました。
新築vs中古リノベーションの比較1 設備や内装に関するメリット
まずは、それぞれの物件の間取りや設備・内装などに関するメリットを比較してみましょう。
新築物件で最初に挙げられる良さは、やはり全てが新しいということでしょう。
設備・内装・外観、そしてマンションであれば共用部分も含めて、全て新しいものばかりです。
また、新築の場合は時代ごとのライフスタイルを反映した造りの物件が多いため、そうした暮らしを望む方におすすめです。
一方、中古リノベーションの場合は、設備や内装を一新するとは限りませんが、購入後に施工をする場合はご希望のプランを反映させやすいメリットがあります。
画一的な間取りや設備より、オリジナル性の高い家造りをご希望の方は、中古リノベーションの方が向いているでしょう。
新築vs中古リノベーションの比較2 費用のメリット
続いての比較項目は、費用に関するメリットです。
新築物件の場合は、物件価格+諸費用が必要となるため、中古リノベーションと比較すると必要経費はやや高めです。
物件価格の相場は立地場所にもよりますが、ターミナル駅や市街地の中心部など利便性が高く人気のある場所の物件なら、4,000~5,000万円することも。
ただし、人気が高い条件が揃っている物件は、売却時もそれなりの価格で売れることが見込めます。
また、新築は売主が不動産会社=法人対個人の取引であるため、仲介手数料が発生しません。
一方、中古リノベーションの場合は建物の価値がある程度下がって、物件価格も安くなりますが、売主が個人の場合は仲介手数料が発生します。
ただし、この物件価格にリノベーションや諸費用(仲介手数料を含む)を足しても、同じ間取りや専有面積の新築物件を購入するより安く済むことも可能です。
もちろん、これも施工プランによりますが、新築物件の約7~8割程度の価格で理想の家を手に入れることができますよ。
新築vs中古リノベーションの比較3 税金のメリット
最後の比較は税金についてです。
本来、税金は諸費用に含まれるものですが、実は新築・中古リノベーションでかかる税金の優遇措置が少し異なるため、ピックアップしてみました。
築年数に限らず、マイホームを購入した場合は不動産取得税・固定資産税・都市計画税などの税金を納めなくてはいけません。
ただし、新築物件の場合は固定資産税が3年間半額になるという優遇措置が設けられています。
一方で中古リノベーション物件は、耐震補強・省エネ・同居対応のための改修を行った場合などに適用できる優遇措置があります。
それらに該当するリノベーションを行った場合は、ぜひ忘れずに申請しましょう。
参考ページ:国土交通省 住宅 各税制の概要
まとめ
今回の比較で、新築物件・中古リノベーション物件それぞれの良さがおわかりいただけたかと思います。
マイホーム購入の際はこれらのポイントを踏まえて、ご家族にとって本当に合う物件がどれなのかじっくりご検討してくださいね。