中古マンションの購入にあたり、多くの方が組む住宅ローン。
これまで何度か当ブログでもご紹介してきたように、住宅ローンは事前審査と本審査の2段階があり、両方をクリアしないことには融資してもらうことができません。
そのため申し込んだ方は、審査結果が出るまでドキドキしながら待ちます。
ただ、時には審査を通過したものの、希望の金額より少ない額で承認されるケースもあります。
それはどうしてでしょうか?
中古マンションの住宅ローンで希望の金額通りに借りられない!?
一般的に、中古マンション購入のために住宅ローンを申し込んだものの、事前審査もしくは本審査のどちらかで落ちてしまった原因としては、以下の2つが考えられます。
・与信状況が条件を満たしていない
・申込者(名義人)本人の健康状態が条件を満たしていない
関連記事:住宅ローンの審査が通らない!?考えられる2つの原因と解決法
ただ、与信状況・健康状態・その他の条件をクリアして住宅ローンの審査をクリアしたとしても、先述のように申請した通りの融資額が承認されないこともあります。
その原因としては、以下の理由があるのです。
・原因その1:返済負担率が適正でない
以前、『不動産購入の流れで必ず行う住宅ローンの審査。あなたは大丈夫?』という記事でも触れましたが、住宅ローンを返済する時の割合を返済負担率と言います。
そして、この返済負担率が名義人の年収とバランスが合っていないと、金融機関が「この方に合う融資額はこのくらいだ」と判断して減額して承認するケースがあります。
・原因その2:物件の担保価値と見合っていない
住宅ローンの審査基準には、名義人の情報だけでなく物件の価値も影響します。
金融機関は融資をする代わりに、万が一返済できなくなった場合はその物件を売却するために担保をかけますが、担保できる価値以上の額は融資できません。
中古マンションの住宅ローンで希望の金額を借りられなかったら…
融資はしてもらえるものの、先述の原因によって希望の金額どおりに借りられないとすると、「本当にこの中古マンションを購入して良いのか?」と悩むでしょう。
元々の希望の金額と実際の融資額の差額を、預貯金から捻出したりご両親や祖父母から援助を受けて支払えるならさほど問題はありません。
しかしそうでない場合は、無理やり希望の物件を購入すると後々返済が苦しくなる可能性が高く危険です。
その場合は、以下の方法で中古マンションの購入計画を見つめ直してみましょう。
・希望物件を変更する
・売主様に価格交渉をする
・他の金融機関に相談する
売主様との価格交渉や他の金融機関への相談は、必ずしも成功するとは限りませんが、場合によっては成功することもありますので、一つの方法として覚えておくと良いでしょう。
まとめ
新築より低価格で購入しやすい中古マンションですが、住宅ローンを申し込む際は希望の金額どおりに借りられない可能性があることと、そうなった時の対策を十分に考えておきましょう。
予算に見合った中古マンション探しは、RENOLAZEがお手伝いいたします。
住宅ローンに関するご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。