古くから日本人の暮らしにあった和室。
畳の香りや感触はどことなく落ち着き、懐かしい気持ちになる方も多いでしょう。
その一方で、戦後は団地やマンションといった集合住宅が増え、和室のない間取りも珍しくなくなりました。
そんなマンションの部屋を洋室から和室にリフォームするとしたら、どんな方に向いているのでしょうか。
また、リフォームの際はどういった点に気をつけたら良いのでしょうか。
和室リフォームに向く方はこんな方
マンションの洋室を和室へ変更するリフォームが合う方の特徴としては、ベッドより布団で寝ることが好きな方が挙げられます。
また、ご実家の仏壇を持っている方であれば、洋風の部屋より和風の部屋の方が配置しやすいでしょう。
他にも、お子さんが成人して独立し、余った子ども部屋を和室にすることで、遊びに来たお子さんやお孫さん達が泊まるスペースとしても活用できます。
洋室を2部屋つなげて広い和室を造ることができたらそこでごはんを食べたり、夜は布団を敷いて皆で眠ることもできますね。
洋室から和室へのリフォームする場合の相場
洋室から和室へリフォームする場合、施工方法によって費用の相場も異なります。
例えば、フローリングの床の上に畳を敷くだけなら約6万円前後でも可能ですが、フローリングを剥がしてそこに畳を敷く場合は、約30万円前後の予算が必要です。
また、造る場所がリビングの一角なのか、それとも寝室の一部分に小上がりの畳間を造るのかによっても相場が変動します。
なお、リビングの一角に造る場合の相場は約150万円前後ですが、小上がりを造る場合は約50万円前後で済みます。
和室リフォームは壁や天井も行う
洋室から和室へとリフォームする場合、畳を敷けば良いと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、床は畳なのにクローゼットがあったり、壁紙のデザインが洋風だったりすると、アンバランスな空間となってしまいます。
そうしたミスマッチを防ぐため、リフォームする場合は壁や天井の変更も必要となるのです。
壁や天井を変更する場合は、珪藻土や漆喰・無垢材などを選ぶと和の雰囲気が高まります。
関連記事:漆喰で味のあるリノベーションへ。そのメリット・デメリットは?
また、照明も形や色味を変えることで、より和の雰囲気を演出した部屋に仕上げることができますよ。
そしてクローゼットは、布団や座布団などを入れやすい押し入れに変更することで、和の雰囲気に合った収納スペースを確保できます。
まとめ
洋室とはまた違った使い勝手がある和室は、1部屋あると便利です。
マンション購入の際に畳のあるスペースが欲しいと思った方や、今お住まいのマンションの洋室を和室へとリフォームしたいとお考えの方は、RENOLAZEまでぜひご相談ください。