「これってどういう意味なの?」「これとそれはどう違うの?」と、悩む方は少なくありません。
今回はそんな専門用語の中から『スケルトン・インフィル』についてご紹介したいと思います。
スケルトン・インフィルとはどういうもの?
スケルトン・インフィルとは、マンションのリノベーションに欠かせない箇所を指す言葉を組み合わせた専門用語です。
その箇所とは、スケルトンが柱や梁など建物を支える構造部分を、インフィルが内装や設備を指します。
つまりスケルトン・インフィルとは、この箇所のリノベーションをすることを意味しているのですが、実は色々なメリットがあるのです。
スケルトン・インフィルのメリットとは① 耐久性のアップ
通常のリノベーションやリフォームの場合、内装をきれいにしたり設備を交換したりできても、水道管などのパイプ類まで交換できないケースがあります。
そうすると、設備は新しいのに配管は古く、耐久性が落ちたままの状態が続きます。
ですがスケルトン・インフィルの場合、配管が基礎となる構造躯体と切り離されて設計されているため、リノベーションと同時に交換しやすく、耐久性を上げることができるのです。
スケルトン・インフィルのメリットとは② 間取りの変更のしやすさ
マンションのリノベーションの場合、建物の構造によっては間取りの変更が難しいケースがあります。
一方、スケルトン・インフィルは将来的に間取りの変更がしやすいように設計されているため、構造を壊すことなく希望の間取りに変更しやすいのです。
そのため、家族のライフスタイルが変化しても住み替えることなく、同じ家で永く暮らすことができますよ。
スケルトン・インフィルのメリットとは③ エコな家を実現できる
これまでの日本では、古くなった建物は取り壊して新しく造ることが一般的でした。
しかしそれは、取り壊す時に大量の廃棄物が出るため、環境に良くありませんでした。
そこでスケルトン・インフィルが登場したことで、古くなっても取り壊さずに必要な箇所だけ交換・修繕を行うことで、廃棄物を減らすことができるようになったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
理想の間取りが叶えられ、適切なメンテナンスを行うことで廃棄物を減らし建物の耐久性もアップさせることができる、スケルトン・インフィル。
今後マンションのリノベーションを検討される方は、過去の記事も併せてぜひ参考にしてみてください。