中古マンションを購入するきっかけの中には、お子さんの保育園入園を機に検討されるケースがあります。
保育園入園はご家族のライフスタイルが変わる節目の一つなので、マンションを購入して引っ越しをするにはちょうど良いタイミングに思えるかもしれません。
ですが、実は保育園入園の申込と引っ越しを同時に行うには、いくつか注意点があるのです。
東京都で引っ越しと同時に保育園の申込を行う場合の注意点
多くの自治体の場合、保育園の申込は前年の夏から秋の中頃に次年度分の告知を行い、秋の終わり頃から年末にかけて受け付けを行います。
(例)東京都港区の場合
・次年度(2018年度)4月分の入園申込期間の告知…2017年9月初旬
・申込期間…2017年11月13日～12月22日
※お子さんの誕生日によって期間の延長あり
・内定発表…2018年2月9日
上記のように、次年度の4月からの入園を希望される場合は、前年度の後半から準備を進める必要があります。
しかしこの時の注意点としては、申込時点でその自治体に住所がある方とない方で選考基準となる点数が同点だった場合、既に住所がある方が優遇されるケースがあるということ。
申込は、必ずその自治体に住所がある方でないといけないという決まりはありませんが、申込の時点で引っ越しが完了していない場合は不利となる可能性も考えておきましょう。
東京都で引っ越しと保育園申込を行う前に 転入者向けの情報も要チェック
先ほどまでのお話で、違う自治体に住所がある方の保育園申込はなかなか難しいことが少しおわかりいただけたかと思います。
ただ、近年はマイホームの購入を機に引っ越しをして、新しい街で申込をされる方も増えつつあるため、自治体でも配慮をしてくれるところもありますよ。
先ほど例に挙げた東京都港区では、港区へ引っ越す予定の方が現住所のある自治体を通じて申し込んだ場合、その自治体と協議をした上で入園の可否を審議するそう。
なお、この方法で申し込む際の注意点としては、引っ越し先の住所が確認できる書類の添付が必要であることや、4月以外の時期に入園を希望する場合に行われる点があります。
引っ越しの時期が年度末以外になりそうな方は、ぜひご参考にしてみてください。
まとめ
中古マンション購入による引っ越しと、お子さんの保育園申込や入園を同時に行うことは、何かとやるべきことが多くなかなか大変です。
また同じ東京都内でも、申込を受け付ける自治体によっても条件が異なるので、今後住む予定の自治体の保育園情報もくまなくチェックしましょう。
東京都内で中古マンションを購入される方で、未就園児のお子さんがいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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