近年たびたび耳にするようになった、R1住宅。
聞いたことはあるけれど内容を詳しく知らない、という方も多いでしょう。
R1住宅は、中古マンションやリノベーション物件を探している人は知っておくべきもの。
今回は、R1住宅の概要とメリットを簡単にご説明します。
R1住宅とは?
R1住宅とは、一般社団法人リノベーション住宅推進協議会が定めた、適合リノベーション住宅の規格基準を満たしたマンションのことです。
(マンションの丸ごと1棟リノベーションした建物はR3住宅、戸建て住宅はR5住宅と区分されます。)
適合リノベーション住宅の規格基準は、『重要インフラ・報告(開示)・保証・住宅履歴』の4つの項目から成り立ちます。
重要インフラでは、水道・ガス・電気などに関して13個の検査項目を設け、その基準を満たしているか確認します。
そして報告(開示)は、重要インフラの検査結果やリノベーションを手掛けた会社の詳細などをまとめて『適合状況報告書』として発行します。
また、工事後2年以上の保証や、平面図や仕上げ表などをリノベーション住宅推進協議会のサーバーに保管するなど、アフターフォローもしっかりと行うという内容です。
重要インフラは、中古物件特有の「目に見えにくい瑕疵」がある可能性が高いので、必ずメンテナンスすることが約束されています。
R1住宅を選ぶメリット
① 中古物件の品質が保証される
中古マンションを購入するとき、素人の判断ではチェックしきれない部分があります。
特に築年数が経った物件を購入するのは怖いと感じる方も多いでしょう。
しかし、R1住宅の基準を満たした物件は、品質が保証されています。
「蓋を開けたら劣化だらけ」という状況にはならないので、安心して中古マンションの購入し、維持していくことが可能です。
② 費用は新築より安い
リノベーション中古物件は、やはり新築物件より低価格です。
また都市開発により、駅近で立地の良い場所でも購入しやすい価格のR1住宅も増えています。
マイホームを持ちたい全ての人に優しいのが、R1住宅の特徴でしょう。
③ デザイン性が高く、オリジナリティもある
リノベーションの人気が高まっている最大の理由とは、デザイン性やオリジナリティです。
今までの一般的なマンションの間取りではなく、思い切った空間の使い方や収納の工夫、内装のイメージなど、自分好みの空間に仕上がるのも大きなメリットです。
④ 売却時にも有利
R1住宅は、購入時の安心やその後の保証がされるところも利点ですが、売却時にも有利になります。
中古マンション物件は競争率も高く、なかなか売れないと嘆く人が多いもの。
品質をしっかり証明できる分、他の物件との差別化をはかれるので、売却時も当然良い条件となります。
まとめ
R1住宅とはどんな住宅か、ざっくりとお分かりいただけたでしょうか。
中古物件を購入するときの不安を解消することができ、その後の保証も安心材料です。
不安を抱えたまま高額のお金を支払うのは、正直怖いですよね。
安心して住み続けられる家、R1住宅を中心に物件選びを進めてみてはいかがでしょうか。
R1住宅に適合するリノベーション済の中古マンション探しは、RENOLAZEまでぜひご相談ください。