豊島区では、としまパブリックトイレプロジェクトと題して、国際アート・カルチャー都市にふさわしい街づくりのため、公衆トイレの環境改善に努めています。
今回は、そのプロジェクトにおいての取り組みを紹介していきます。
トイレにアート?豊島区の街づくり:シンボルマークを策定
「としまパブリックトイレプロジェクト」のプロジェクト名の頭文字「TPTP」をモチーフに、上から見た洋式トイレを表現したシンボルマークを策定しました。
フラッグにも見立てたデザインにすることで、「トイレはここにあるよ!」というお知らせの意味も含まれています。
トイレにアート?豊島区の街づくり:としまパブリックトイレマップ
豊島区内の公共施設や公園・公衆トイレ、コンビニエンスストアなど、トイレが利用できるところをまとめた「としまパブリックトイレマップ」を作成しています。
区北西部、東長崎駅・椎名町駅周辺、北池袋周辺、巣鴨・駒込、池袋駅周辺、大塚、区南部(目白・雑司が谷)と、エリアごとに見開きになっているので、非常に見やすいです。
マップでは鉄道路線や道路も網羅され、地図としての使い勝手も良好です。
豊島区のホームページから閲覧、ダウンロードできるのに加え、区役所、区立図書館などの公共施設で配布されています。
トイレにアート?豊島区の街づくり:トイレの大改修、特別清掃
豊島区内の公共施設や公園・公衆トイレを2020年3月までにすべて洋式化し、きれいで清潔なものに全面改修しています。
また、通常清掃に加え、専門事業者による特別清掃を実施し「清潔品質」の向上を図ります。
これまで40年から50年の長期使用を前提としていた考え方を転換し、短期で建て替えることを想定して公衆トイレの仕様を見直していく予定です。
南池袋公園では、2016年春までに改修が完了し洋式化とウォッシュレットの設置に加え、化粧直しスペースの確保やベビーチェアの設置も行い、子どもから高齢者まで楽しめる行楽スポットとしての人気がさらに増しています。
トイレにアート?豊島区の街づくり:アートトイレ
古い、暗いというイメージを持たれている公衆トイレの印象を改善することを目的に、若手アーティストや地域の子どもたちが絵を描いたアートトイレを増やしています。
改修は続々と進んでおり、区内に約40箇所のアートトイレが作られる予定です。
まとめ
豊島区では、子どもや高齢者、障害者、外国人などすべての人にとって、住みやすく働きやすい街づくりを進めています。
としまパブリックトイレプロジェクトは、その一環です。
豊島区に住む場合はもちろん、仕事や旅行、ちょっとした用事で訪れる方みんなが恩恵を受けられます。