マンションを購入したとき、大きな心配の一つが大規模災害です。
マンションなどの共同住宅では、特に災害に備えて日頃から住民同士が協力して対策していくことが必要です。
今回はマンションの大規模災害対策について、また自治体で行われているマンション向けの対策事例についてご紹介していきます。
ひと家族単位の努力では限度があるマンションの防災対策
地震に強いといわれるマンションでも、あまりにも規模が大きいとエレベーターの停止や断水など、マンション特有の問題が想定されます。
大規模災害が発生したとき、たくさんの人が住むマンションの場合、自分たちだけの備えでは乗り越えることはできません。
同じマンションに住む人同士で日頃から協力体制を整えておくことが必要不可欠です。
では、マンションに必要な防災対策とはどんなものでしょうか?
●各家庭でやるべき「自助」
日頃からいざというときの集合場所など家族で対応を話し合い、家具の転倒などを抑える対策や備蓄などの備えを万全にしておきましょう。
●マンションの住民同士で助け合う「共助」
マンション全体で取り組むべき防災や災害への対策です。
管理組合では居住者の名簿を常に最新の状態にしておくことが望ましいでしょう。
名簿などの情報が古くなると、各世帯の安全確認が遅れてしまいます。
あまり隣近所とつきあいがない都会暮らしでも、災害時に助け合うためにもマンションの管理組合で行われる総会などに参加して顔を合わせ、情報交換しておくと安心です。
自治体でもすすめられているマンションの防災対策事例をチェック!
2011年の東日本大震災のときには、東京でも多くのマンションのエレベーターが停止したり、生活のさまざまな場面で重大な支障が発生しました。
その教訓をもとに、各自治体でもマンション向けの防災対策を実施しています。
例えば、東京都中央区では「防災情報の提供」「マンション防災講習会開催の案内「マンション防災アドバイザーの派遣」などが行なわれています。
また東京都新宿区では「中高層マンション向け防災対策マニュアルの作成・配布」を行い、住民一人ひとりの防災意識の向上と統一を図っています。
自分の住む自治体の防災対策をしっかりと確認して、その指示に従い、マンション住民が一体となって防災意識を高めていくことが重要です。
まとめ
マンションを購入したら、管理組合の会合などにも積極的に参加し、管理組合で実施する防災訓練や防災対策の話し合いなどでは、自らアイデアを出すくらいの気持ちをもっていたいものです。
大切な我が家を守るためにも、マンション住民が一体となって防災に備えることを心がけていきましょう。
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