東京都は、地震や火災など、万が一のときに備えて、防災設備を充実させる新築マンションが増えています。
防災設備には、マンションのすべての住民の命を守る大型設備に加えて、個々の部屋に設置される室内設備が含まれます。
そこで、東京都の新築マンションには、どのような防災設備が備え付けられる傾向があるのか解説します。
東京都の新築マンションの防災設備①:大型設備
新築マンションの防災設備としてまず挙げられるのが、耐震装置です。
耐震装置とは、地震の揺れを吸収することにより、建物の倒壊を防ぐマンションの大型設備です。
東京都の新築マンションは、高層化されていることも多いため、防災設備のひとつとして耐震装置が備わっていることが大多数です。
延焼する可能性が高い部分には、防火戸やドレンチャーなど、燃え広がるのを防ぐ防火設備が備え付けられています。
建物の倒壊や延焼を防ぐ防災設備に加えて、東京都の新築マンションでは、太陽光パネルや非常用電源を設置するところが増えています。
このような大型設備を備え付けておくことで、震災時にも一定の電気を確保することができるため、ライフラインの遮断を防ぐことにつながります。
さらに東京都の新築マンションでは、大型設備として貯水槽や井戸を設置するケースも目立ちます。
貯水槽とは水道局から供給される水をためるもので、防災設備のひとつとして設置されることが増えてきました。
その他、震災時に救助がすぐ来られないときのことを想定し、住民が自力で乗り切るための備蓄倉庫が設置されている新築マンションもあります。
例えばフロアごとに、食料、水、簡易トイレ、毛布などの防災アイテムを収納できるスペースを設けて、万が一のときに備えているようです。
東京都の新築マンションの防災設備②:室内設備
東京都には、個々の部屋の住民の安全のために、あらかじめ防災のための室内設備を充実させる新築マンションも少なくありません。
火災報知器は、料理やたばこだけではなく、地震のあとに起こりうる発火を知らせる役割を担う室内設備です。
室内における火災の延焼を防ぐときに効果的な防災設備が、スプリンクラーです。
スプリンクラーはもともと廊下などの共用部に設置される傾向がありました。
しかし最近の新築マンションでは、延焼による被害拡大を未然に防ぐために、個々の部屋にスプリンクラーが設置されることも増えてきました。
その他、携帯トイレ、飲料水や食料など、非常時に使うための防災リュックをそれぞれの部屋に設置することで、各家庭の安全を図っています。
まとめ
大型設備や室内設備を充実させるだけではなく、東京都の新築マンションでは、万が一のときに備えて住民による防災組織を立ち上げることも増えてきました。
それにより、防災設備を有効活用しながら、震災等が起こったときの避難や安否確認、けがや閉じ込めの対応など、住民で助け合うことが可能となります。
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