新型コロナ感染症の拡大によって、テレワークやステイホームなど新しい生活様式が浸透し、私たちの生活は大きく変わってきています。
こうしたなかで、家族が快適に過ごす暮らしのために流行の兆しを見せているのが、「セカンドリビング」の存在です。
そこで今回は、不動産の購入を検討する方に向けて、セカンドリビングについて、実例を踏まえてご紹介します。
不動産購入する前にチェック!今はやりのセカンドリビングとは
「セカンドリビング」とは、メインとして使うリビングのほかに、もうひとつ小さなリビングを設けることをいいます。
もともとその多くは二世帯住宅や一部の一戸建て住宅の2階に設けられることが主流でしたが、近年では一般住宅やマンションにおいても設置されることが珍しくありません。
これまでリビングは、家族全員がテレビを見るなど同じことをして過ごす空間として、広く開放的な造りが求められていました。
ところが近年、ライフスタイルの変化やテレワークの広がりなどにより、リビングは家族が勉強したり、家事や仕事をしたり、思い思いの時間を共有する場に変化しつつあります。
これに伴い、食事をとる場・映画やテレビ鑑賞の場・来客を招く場・趣味の場などといった風に、複数のリビングを目的ごとに使い分ける家庭が増えてきています。
セカンドリビングのある不動産を購入した実例
では実際に、セカンドリビングはどのように活用されているのでしょうか。
セカンドリビングのある不動産を購入した実例を見ていきましょう。
みんなの部屋としてのセカンドリビング
ある家庭では、これまで子ども部屋や個室に充てられていたスペースにセカンドリビングを設け、壁の少ない開放的な住宅に仕上げています。
メインリビングはダイニングテーブルや本棚が置かれ、家族が食事や勉強をする一般的なリビングとして機能しています。
一方でセカンドリビングは、大画面のテレビモニターや革張りのソファ、壁一面の本棚が置かれ、生活感を抱かせないミニシアター風の空間に仕上がっています。
音楽や映画を楽しむ特別な空間としてセカンドリビングを使うことで、自宅でも贅沢かつリラックスした時間が過ごせることでしょう。
「住む」と「遊ぶ」を両立したセカンドリビング
海と山に近い高台にある住宅では、室外にセカンドリビングを設けています。
広々としたウッドデッキに、日差しをよけるサンシェード、ハンモックやテーブルを置き、四季を感じられる屋外のセカンドリビングが完成します。
愛犬を庭に放し、ハンモックに揺られながらお茶を飲めるこのセカンドリビングは、今や家族になくてはならない空間の一つです。
メインリビングは床暖房とウッドデッキに続く広々とした窓が設けられ、まさに「住む」と「遊ぶ」を体現した造りになっています。