中古マンションの価格は、新築マンションと比較すると安いとはいえ、これだけの金額の買い物をすることは人生でそうそうありません。
また、
「このリノベーション済みのマンション、すごく条件が良いけど、もう少し安くなれば予算内で買えるんだけどなあ…値引きしてもらえないかな?」
と、思われることもあるでしょう。
さて、中古マンションの購入にあたって値引き交渉を行う場合、どういったポイントを押さえて準備を進めたら良いのでしょうか。
リノベーション済み中古マンションの売主様の現状を確認しよう
値引き交渉前に押さえておきたい最初のポイントは、気になっている中古マンションの売主様の現状を確認することです。
この時は、以下の点を確認しましょう。
・最初に売り出されてからどのくらいの期間が経過しているか。
・売主様が個人の場合、どういった理由で売り出したのか。
売り出してからの期間が長ければ長いほど、「1日でも早く売りたい」という売主様の心理が働いて、取引がしやすくなります。
また、売主様が個人で、マンションを売り出した理由が買い替えや財産処分などの場合も、早く売りたいがために値引き交渉に応じる可能性があります。
ただし、売却を急いでいない場合は、取引が難航するケースもありますので、その点は慎重に進めましょう。
リノベーション済みでない中古マンションの現状確認も忘れずに
2つ目のポイントは、中古マンションの現状確認です。
例えば、リノベーション済みでない物件の場合、「購入後にこちらでリノベーションをしますので、価格を少し下げていただけませんか?」と交渉することができます。
リノベーションをするにはそれなりに費用がかかること、またリノベーション済みの部屋を購入希望者の方全てが気に入るとは限りません。
そういった理由から、マンションをリノベーションせずに売り出す売主様もいらっしゃいます。
もし気に入った中古マンションがリノベーション済みではなく、購入後に工事が必要と判断した場合は、リノベーション費用の負担と引き換えの値引き交渉を行うことができるのです。
リノベーション済み中古マンション購入のための仮審査も大切なポイント
最後のポイントは、住宅ローンの仮審査を先に通過していることです。
以前、住宅ローンの審査についてお話したように、住宅ローンは仮審査と本審査の2段階となっています。
関連記事:不動産購入の流れで必ず行う住宅ローンの審査。あなたは大丈夫?
この仮審査を通過していると、住宅ローンを組める可能性がある程度高くなりますので、気持ちにゆとりを持って売主様との取引に臨むことができます。
また、どの程度の金額を提示したらスムーズに交渉していただけるか検討することもできるというメリットもありますよ。
まとめ
中古マンションの購入で値引き交渉を行う際は、やみくもに「安くしてください!」と持ち掛けるのではなく、事前に必要な準備を済ませておくことが大切です。
今後、購入予定の中古マンションの価格について値引き交渉を行う予定の方は、今回ご紹介した準備のポイントをぜひご参照ください。
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