不動産を売却する時はなるべく高値で売りたいと思いますよね。
一番高値を出した会社で決めようと思うかもしれませんが数字だけで判断するのは危険かもしれません。
適正金額の見極め方について紹介します。
売却査定が高値だった!提示金額は大丈夫?
不動産売却時に、複数の不動産会社に査定の相見積もりをかけた場合は、売値は一般的に上下10~15%の範囲で収まると言われています。
例えば相場が約3,000万円の物件だと2,500~3,500万円の間で提示される可能性が高いです。
しかし見積もりの中に4,000万円など明らかに高額な売却査定があった場合は注意が必要です。
仲介取引の場合、不動産会社が物件を買い取るわけではありません。
あくまで査定価格で買ってくれる人を探してきますよという目安を提示しています。
仮に不動産会社が直接買い取る場合は、相場の7割くらいで、そこからリフォームをして売りに出すというのが大半です。
なぜ高値の売却査定が出るのか?不動産会社の狙いとは?
そもそも不動産会社が高値の売却査定を出してくるのは、専属専任媒介契約を狙っているからかもしれません。
専属専任媒介契約を結ぶと、売り主はその不動産会社でしか不動産を売却できません。
契約を結べば不動産会社は利益を確実に確保できます。
じっくり物件を売ることができるので、仮に値段が少し下がっても仲介取引ではそこまで損しません。
例えば売り上げが500万円下がっても仲介利益は3%なので15万円しか減りません。
最初に高値の売却査定を提示しておいて、どうしても500万円下げないと売れませんなどと言うこともできてしまいます。
こういった理由から不動産会社に仲介を依頼する場合は金額だけでなく、適切な査定金額を見極めることが重要です。
売却査定の算出方法
不動産価格の算出方法には3種類あります。
算出方法を知っておけば、相場感を自分でも把握しておくことができるので不自然な査定価格は見抜くことができます。
1.
原価法
同じ条件で同じ建物を建ててそこから現状の状態にするとどれくらいの金額が差し引かれるかという算出方法です。
2.
収益還元法
物件を賃貸に出しどの程度の利益が出るかを逆算して物件価格を算出します。
賃貸物件によく使われる方法です。
3.
取引事例比較法
周辺の物件の取引事例のデータを元に算出し、そこに相場の変化などの要因を加えて算出します。
住宅価格の算出で最もよく使われる方法がこの取引事例比較法です。
まとめ
ご所有されている不動産を売却する時、自分自身も知識を持っていると有利に取引を進めることができます。
しっかり知識をつけて、高値で不動産を売却しましょう。
私たちRENOLAZEでは、中古マンションの売却査定も行っております。
不動産売却で何かご不明な点等ございましたら、お気軽に当社スタッフまでお問い合わせくださいませ。