所有している不動産を売却しようと考えたとき、たとえ時間がかかったとしても希望の価格で売りたいと考えるかもしれません。
しかし、実は不動産の売却は、長期化すればするほど売り手にとって不利な状況になってしまうことがあるのです。
今回は、不動産売却が長期化することによって起こるデメリットと対処法についてご紹介します。
不動産売却が長期化することによるデメリット
不動産売却が長期化すればするほど、物件の維持費用はかかり続けてしまいます。
不動産を高価格で売却するためには、状態を保たなければなりません。
そのため、売却が長期化するほど価格は自然に下がってしまうものなのです。
また、不動産の資産価値は年を経るごとに下がってしまう傾向があります。
そのため、売却が長期化するほどに価格は自然に下がってしまうものなのです。
さらに、売りに出した当初は新築物件だったとしても、不動産は売り出しから1年後には自動的に中古物件という扱いになってしまうのです。
中古市場と新築市場では、価格に大きな差があるため、中古物件の扱いとなってしまうこと自体が大きなデメリットと言えます。
これにくわえ、不動産は売却が成立するまで固定資産税などの経費がかかり続けてしまうため、売却価格にこだわりすぎてしまうと損をすることになりかねません。
不動産は早めに売却を!長期化させない対処法とは?
不動産売却を長期化させないためには、まずは適正価格を知る必要があります。
不動産に見合った価格設定にすることによって、スムーズに売却できる可能性があるのです。
また、掃除などをできる限りきちんと行い、見栄えの良い状態で広告に出すという対処法もあります。
さらに、内覧の際にも部屋の状態がきれいかどうかは重視されやすいポイントですので、売却が成立するまではこまめな掃除が必要です。
これらにくわえ、できる限り需要が増えるタイミングで不動産を売り出すことで、物件が早く売れる可能性が高まります。
一般的に、物件の適切な売り出し時期は9月~10月ごろと言われています。
4月に新生活を始めるために、その時期から物件を探す人が増えることがその理由です。
不動産を売りに出すのであれば、できる限りその時期に合わせると入居希望者が早く見つかるかもしれません。
また、信頼できる不動産会社を選ぶほか、場合によっては不動産会社に買い取ってもらうなどの対処法も考えておくといいでしょう。