マンションは新しければ新しいほど良いと思っていませんか?
確かに新しいマンションは綺麗ですし、誰も使っていないので傷みもありません。
しかし、新築の物件はその後の値下がりが著しいため、将来売却する時に予定より低い金額でしか売れない可能性もあります。
結局いろいろなメリットやデメリットを考慮に入れると、一番メリットが多いのは築15年前後の中古マンションです。
中古マンションの築年数が15年であることによるメリット
築年数が15年の物件のメリットは3つあります。
1つ目は価値資産形成の点で非常に有利だということ。
マンションは建設されてから価値が下がっていくため、築年数が5年か10年くらいのマンションでもまだ下がります。
しかし、15年くらい経つとちょうどマンションの価値が底値になる時期で、それ以降は下がりにくくなるので、資産形成の点で築15年がおすすめなのです。
2つ目は、マンションの欠陥がない可能性が高いということです。
既に15年が経過しているということは、そのマンションが頑丈で建物の造りがしっかりしているということを保証してくれています。
3つ目は住宅ローンを組んだ時、そのローン残高の1%が所得税から控除される、いわゆる「住宅ローン減税」の対象になること。
もちろん、将来税法が変わる可能性もありますが、控除の対象は築25年以内の物件なので、築15年なら条件を満たします。
建築時期が2003年頃であることによるメリット
2018年時点で築15年ということは、大体2003年前後に建築されたマンションです。
この時期に建てられているということは、新耐震基準を満たしていること・2000年に施行された品確法の基準も満たしていることがメリットとして挙げられます。
特に品確法の施行は、マンションの基本性能を大幅にアップさせました。
遮音性が高い壁の厚さが180mm以上のコンクリート・IHクッキングヒーター・食器洗浄乾燥機など、構造や設備のグレードアップが行われたのです。
また、意外な点のメリットは、サブプライムショックやリーマンショック以前に建てられているということ。
サブプライムショックやリーマンショック後は、地価の上昇にともなって建築コストが上がったため、専有面積が狭いマンションが増えました。
しかし築15年ならば、建てられたのはこの時期よりも前なので、専有面積が広い物件が多いのです。
築15年の中古マンションのデメリット
築15年の中古マンションのデメリットは、設備が次第に劣化してきている可能性がゼロではないということです。
国土交通省の基準によれば、大幅な修繕は12年おきに行うべきだとされていますが、その修繕がまだ行われていないなら、給排水設備などが劣化したマンションを購入してしまう可能性があります。
あるいは修繕積立金が不十分な状態で、一時金を徴収されるかもしれません。
購入前にその点をよくチェックしておくことが肝心です。
まとめ
設備の劣化が起こっているデメリットもあるとはいえ、築15年程度の中古マンションの購入は、お得な点が多いと言って良いでしょう。
そんな築15年の中古マンションをお探しなら、RENOLAZEまでぜひお問い合わせください。